旅行をテーマなので観光カレンダーのような生地を制作しました。
1月から12月までの旬の食べ物やお祭り、
季節の花などを並べて1つの版にデザインし、
その1年の繰り返しをパターンデザインで表現しています。
北海道柄です🐮
遠くから見ると表面が少し凍っている小樽運河になっています。
北海道では沢山美味しいものを食べたので
食べ物を沢山デザインに入れました。
こちらは京都の柄です。
紅葉が綺麗だったのが印象的だったので、赤い配色にしました。
離れて鳥居が沢山並んでいる伏見稲荷がモチーフになっています。
舞妓さんや歴史のある建物を沢山デザインに入れました。
静岡県の柄です。
静岡で食べたおでんがとても美味しかったので、
遠くから見ると静岡おでんに見えるデザインにしました。
熱海や初島、お茶畑、キャンプ…素敵な場所ばかり。
長野県柄です。
ドライブをしているとずっと果物の木が生えていたのが印象的だったので、
半分以上はいろんな果物の成長過程のデザインになっています。

離れて見ると長野県が生産量NO1のネクタリンのデザインになっています。
石川県柄です。
石川県は海鮮が有名なのと、海に囲まれた県なので、
両サイドのグレーは海になっていてお魚が泳いでいます。
この斜めのが、白米千枚田の成長過程になっていて、
田植えから収穫、冬のイルミネーションまでの
季節の流れがデザインされています。

輪島キリコ会館に行った時には、キリコ祭りの担ぎ手をやっているスタッフさんがいて、実際のお祭りの話やお祭りに対する思いを聞くことができ、
より詳しくデザインできました。
福岡県の柄です。友人と旅行に行き、柳川下りや屋台に行きました。
楽しそうなお祭りが沢山あったので、今度は夏のお祭りシーズンに行きたいです。
離れて見ると博多ラーメンのデザインになっています。
この生地で小物を作る時に、トリミングする場所によって違うデザインになることを
伝えるために、手に取りやすい名刺入れを製作しました。
旅行先での思い出の場所を切り取って
自分だけのお土産物が作れるのもこの生地の楽しみ方の一つです。
学部時代、柄をリピートすることによって物語性を作り出せることに気がつき、
この研究を始めました。物語性のあるパターンデザインを
日常生活で使うものの中に取り入れて、
普段の生活を明るくしたいという思いでこの研究を進めました。
ZOKEI賞受賞
制作方法
①模造紙に手描きでデザイン
②スキャンしてPhotoshopで色分け
③シルクスクリーン で染色
Back to Top